- HOME>
- リウマチ科
リウマチ科
リウマチ科の診療内容
リウマチ(関節リウマチ)は身体の免疫異常によって全身の関節に炎症が起き、関節が破壊される病気です。
リウマチの診断
1.問診・触診
関節の腫れや変形の状態とその数、肩・肘の関節の動き、首の腫れなどを確認します。
2.検査
レントゲン検査、血液検査、エコー検査などを行います。リウマチ以外にも関節の症状を有する疾患は多いため、これまでの豊富な経験を活かし丁寧で正確な検査を心がけています。
リウマチの治療
1.薬物療法
免疫異常を改善する抗リウマチ薬、炎症を抑えるステロイド、痛みを抑える非ステロイド性消炎鎮痛薬、炎症性たんぱく(サイトカイン)を抑える生物学的製剤・JAK阻害剤などを組み合わせて治療を行っています。近年はリウマチ薬の開発が進み、以前より優れた治療薬が次々と登場しています。どの薬を使うかはそれぞれの患者様で異なるため、お一人おひとりの症状に合わせた治療薬を決定します。
2.基礎療法
患者様ご自身に、関節に負担がかかりにくい生活を意識していただきます。食生活では栄養バランスに注意していろいろな食材を取り入れ、十分な睡眠を取り、関節に負担のかからない範囲で運動も行いましょう。
3.リハビリテーション療法
関節のこわばりを取り運動性を改善するため、運動療法や温熱療法などのリハビリテーションを行います。
初期症状は「朝に関節がこわばる」「関節が腫れる」「関節に痛みがある」などですが、発見が遅れて症状が進むと自由に動けなくなってしまう恐れもあります。しかし現在、リウマチは早期発見・早期治療ができれば、痛みなどの症状がほとんどない「寛解」を目指すことが可能で、昔ほど恐ろしい病気ではなくなっています。