部位別の痛み・症状

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部位別の痛み・症状

頚・肩・上肢の痛み

肩こり
肩こり

症状:首筋や首のつけ根~肩または背中にかけてのハリやコリ、痛みなど。人によっては頭痛や吐き気を伴うこともあります。

原因:姿勢不良、精神的ストレス、運動不足など

頚椎症

症状:首・肩甲骨まわりの痛み、肩こり、片方の首から肩、腕、手にかけた痛みやしびれなど。

原因:多くは加齢による頚椎の変形で、40代から現れ始めます。

頚椎椎間板ヘルニア

症状:手の痛みやしびれ、動かしにくさ、力の入りにくさなど。

原因:背骨の骨と骨の間にある椎間板の一部が飛び出して神経に当たり、痛みやしびれが出ます。

五十肩(肩関節周囲炎)

症状:肩関節の痛み、関節の動かしにくさなど。

原因:老化により骨・軟骨・靭帯・腱など肩関節の周囲に炎症が起きます。

胸・背部の痛み

肋間神経痛
肋間神経痛

症状:肋骨に沿っている肋間神経の痛み。

原因:脱臼や骨折による神経の損傷や、椎間板ヘルニア・変形性脊椎症などの病気により神経が圧迫され起きることもあります。

肋骨骨折

症状:傷を受けた部位の痛みと圧痛、皮下出血、腫れなど。

原因:転倒・打撲などによる外傷骨折と、骨の同じ部位に繰り返しストレスが加わって起こる疲労骨折があります。

筋肉損傷

症状:筋肉への過剰な負荷、疲労の蓄積、外傷などにより起こる急性の痛みと、筋疲労、収縮不全などによる慢性の痛みがあります。

原因:ジャンプやダッシュなど筋肉の瞬間的な収縮が過度に行われ、筋肉や筋膜が急に引き伸ばされることで起こります。

腰の痛み

腰椎椎間板ヘルニア
腰椎椎間板ヘルニア

症状:お尻や足の痛み・しびれ、動かしにくいなどの症状が出ます。

原因:椎間板は椎骨間で衝撃を吸収するクッションのような役割をしていますが、このクッションの表面が破れて内部の髄核と呼ばれる組織が飛び出し、重要な神経組織を圧迫することで炎症を起こします。

腰痛症

症状:腰痛は病名ではなく、腰の痛みや張りなど不快に感じる症状の総称です。医学的に痛みの原因が特定できるものを「特異性腰痛」、原因がわからないものを「非特異性腰痛」といいます。

原因:腰痛の原因は様々で、側弯症や腰椎分離症など成長過程に起こるもの、変形性脊椎症や椎間板ヘルニアなど加齢によって起こるもの、腰椎骨折や脱臼などの外傷によって起こるものなどがあります。

脊椎管狭窄症

症状:お尻から足にかけて痛み・しびれが出ます。

原因:加齢によって背骨が変形したり、椎間板が膨らんだりして、神経の通る脊柱管が狭くなることで神経が圧迫を受け、神経の血流が低下して発症します。

下肢の痛み

変形膝関節症
変形膝関節症

症状:主な症状は膝の痛み、および膝に水がたまることです。初期では立ち上がりや歩きはじめなど、動作を行った時に痛みます。中期では正座や階段の昇り降りが辛くなり、末期になると安静時にも痛みがとれず、歩行も困難になります。

原因:関節軟骨の老化によるものがほとんどですが、骨折や靭帯、半月板損傷などの外傷の後遺症も原因となります。

半月板損傷

症状:膝関節内にある半月板に亀裂が生じたり欠けたりして、膝に痛みや引っ掛かり感が出ます。

原因:膝をひねったり、膝に衝撃が加わったりすることで起こります。スポーツ外傷による外傷性のもの、加齢による非外傷性のものがあります。

変形性股関節症

症状:足の付け根にある股関節の痛みと機能障害です。症状が進行すると痛みが強くなり、日中に痛みが続いたり、夜間にも痛むようになったりします。

原因:女性の患者様の場合、子供の頃の病気や発育障害が主なものとされています。高齢化が進んだ近年は、加齢と供に発症することが増えています。

捻挫

症状:関節がねじられたことを捻挫といいます。靭帯を損傷することで起こし、痛み・腫れを発症します。

原因:外傷によって、強制的に関節が動く範囲以上に動かされ、靭帯が損傷することで発症します。

全身にみられる痛みの疾患

骨粗しょう症

症状:骨が弱くなり、骨折しやすくなる病気です。特に痛みなどがないため自覚症状に乏しく、病気と気づきにくい点が問題です。

原因:加齢、度を越したダイエット、閉経、運動不足など。

リウマチ

症状:関節が炎症を起こして軟骨や骨が破壊され、症状が進むと関節が変形してしまう病気です。激しい痛みや腫れを伴い、関節を動かさなくても痛みが生じることが特徴です。

原因:まだ解明されていない部分が多いのですが、免疫の仕組みに異常が起こることが原因の1つといわれています。

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