インタビュー(骨粗しょう症編)

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骨粗しょう症 編

骨粗しょう症の治療の重要性は?

骨粗しょう症治療の目標は骨折を防ぐことです。そのため当院では予防治療を最優先しています。骨折の怖さは言うまでもありませんが、例えば高齢の方が足の付け根にある大腿骨頚部を骨折すると、3人に1人が寝たきりになるといわれています。また背骨が一ヶ所折れると、次に折れる確率がグッと上がります。それだけ、一度折ってしまうと大変なことになるのです。骨の強さは20代がピークといわれ、以後は弱くなっていきます。しかも日本人はカルシウムを骨に取り込む働きをするビタミンDが非常に不足しているので、もともと骨密度が低くなりがちです。若いからといって安心するのではなく、20代の若いうちから骨粗しょう症に対する危機感をもっていただきたいと考えています。

予防のために最も大切なことは何ですか?

まず骨密度検査を受け、現在、ご自身の骨の状態を把握することが重要です。骨密度とは、骨を構成するカルシウムなどのミネラル成分の具合を表していますが、それを確認することが第一です。

また、よく食べて適度な運動を続けることも大切です。食事はカルシウムを多く含む乳製品や大豆製品、小魚類などに加え、カルシウムの吸収を助けるビタミンD・Kを含む食材を取りましょう。といっても、特定の栄養素だけを取り入れるのではなく、バランスのよい食事を心がけてください。

運動も「これでなければいけない」というものはありません。例えば日常生活に散歩を取り入れる、隙間時間に立ったまま「かかと落とし運動」をするなどでも構いません。

逆に、骨粗しょう症予防のために避けたいのは、過度なダイエットです。特に10代の女性は過度のダイエットに気を付けてください。
また、喫煙と糖尿病、腎臓病など生活習慣に関わる病気も骨粗しょう症の原因です。

骨密度検査とはどのような検査ですか?

当院では「デキサ法」といい、2種類の異なるX線を照射して骨密度を測定する検査を行っています。検査するのは骨密度検査で有効な部位とされる腰椎と大腿骨です。従来の検査に比べ非常に高い精度を誇っており、10分程度の短時間で済み、痛みもありません。

特に骨粗しょう症予防が必要な患者は?

閉経を迎えた女性は定期的に骨密度検査をうけていただきたいですね。なぜなら骨からカルシウムが血液中に流れ出すのを防ぐ効果をもつエストロゲンの分泌が、閉経と共に一気に低下し、骨が弱くなっていくからです。男性も70代以降は骨粗しょう症患者が増加します。特に糖尿病などの生活習慣病を患っている方は骨密度が高くても骨折しやすいといわれています。男性も油断をせず骨密度検査をしてみることをお勧めします。

具体的な治療内容について教えてください。

大きく分けて2つあります。
骨が壊されていくのを防ぐ治療と、骨を新たにどんどん作っていく治療です。
一般的に前者は軽症〜中等症の方に行います。
後者は重症患者に行います。注射による治療となってきます。

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